
梅雨入りした途端に湿気のジメジメ季節に。
お車もエアコンをフル稼働されているかと思われますが、冷え具合は如何ですか?
冷えが悪いと感じるお車は一度クーラーガス点検をされてはどうでしょう?
ガスの補充で冷えが復活すれば良いのですが、ホースからの漏れやコンプレッサーに不具合で冷えない事も。
夏本番を迎える前にお早めの点検を推奨致します。
自然に減っていくエアコンガスは、 「7~8年」で補充・交換 するのが一般的です。 走行時の振動だけでエアコンガスが極端に減ることはありません。 そのため7~8年に1回ほど補充をすれば問題なく使い続けられます。 もし2~3年でガス切れになるようであれば、 ガス漏れが起きている と考えられるでしょう。
エアコンの温度を下げて風量を最大にする
1. 設定温度を下げる
夏場は特に、外気温が高いため、エアコンの設定温度を低めに設定する必要があります。目安としては、25℃前後です。
設定温度が低く設定されていない場合は、下げてみましょう。
2. 風量を最大にする
風量を最大にすることで、エアコンの冷たい風を車内に循環させ、効率的に車内を冷やすことができます。
風量が弱いと、冷風を感じるまでに時間がかかり、車内がなかなか冷えません。
エアコンフィルターをチェックする
設定温度や風量を適切に設定しても車内の温度が下がらない場合、エアコンフィルターが原因かもしれません。
エアコンフィルターは、車外の空気を取り込む際に、ホコリや花粉、汚れなどをキャッチする役割があります。エアコンフィルターにつまりがあるなどトラブルがあると冷房が効きにくい状態となるため、定期的な交換が必要となります。
エアコンフィルターは、グローブボックスの裏側など、車種によって設置場所が異なります。取扱説明書を確認して、設置場所を見つけ、確認するようにしましょう。
交換方法は後述するエアコンフィルターのつまりの見出しで解説します。
内気循環を試す
応急処置の3つ目は、「内気循環」にエアコンの設定を切り替えることです。
車のエアコンには、車内の空気を循環させる「内気循環」と、外の空気を車の前方から取り入れる「外気導入」があります。
内気循環は外気を取り込まず、車内の冷えた空気を繰り返し循環させることで、効率的に車内を冷やすことができます。
ただし、長時間使用すると車内の二酸化炭素濃度が上がり、体調が悪くなる可能性があるため、30分に1回程度は窓を開けて換気するようにしましょう。
外気導入は外の温度に近づけることで、結露を防止するメリットがあります。しかし、車内の温度を下げる場合にはあまり向いていません。

エアコンフィルターのつまり
車のエアコンが効かない原因の1つ目は、エアコンフィルターのつまりです。
先にも述べた通り、車のエアコンフィルターはホコリや小さなゴミ、毛、排気・タバコの煙、花粉など、外部から送り込まれる空気の異物を取り除く役割があります。
しかし、エアコンフィルターを掃除せずに使い続けると、異物がつまって正常な送風や空気の循環ができなくなります。
空気をうまく送り出せなくなれば、風量が減って冷房の効きも悪くなります。
エアコンフィルターのつまりを避けるためには、頻繁に掃除を行い、古くなったエアコンフィルターは年単位(もしくは走行距離1万km単位)で交換するようにしましょう。

